店主の妻マヨのエッセイ

2024.2.16 以前母校から受けたインタビューがありますので全文掲載いたします!

●当店の肉まんの特徴
 よく「皮が美味しい」と言っていただけるのですが、北海道産の「ゆきんこ」という小麦粉がもっちりとした食感を出しているようです。最近、おかげさまで製造個数が大幅に増えてきたことからオペレーションの見直しのためにテスト的に外国産の小麦粉で作ってみたのですが、やはり同じ方法でも軽めの、さっくりした仕上がりになっていました。
 また、うちの肉まんのレシピは、師匠である肉まん専門店(シナモンさん。現在は師匠リアイアのため閉店しています)の店主から譲り受けたものなのですが、肉まんの肉は厨房で挽いたり、材料を混ぜ合わせる順番を変えたりと、さらに改良を重ねています。

●開業に至ったいきさつ
 もともと、結婚後すぐ夫の経営するカフェレストランの手伝いをしていたのですが、2年ほどして夫の肺がんが見つかり、カフェは閉め治療に専念する日々が続きました。
 幸い夫は奇跡的に生還したものの、できるだけストレスがかからない生活を
送ってもらいたいと、夫は主夫に、自分がフルタイムで働くようになりました。その職場の近くにあったのが師匠のお店である肉まん専門店「シナモン」さんでした。
 よくお土産などで利用していた夫は師匠と仲良くなり「いつか自分も肉まん店をやりたい」と話したところ、「そのときはレシピをすべて教えていいですよ」と言われていたそうです。
 ただ、そんな話も自分が今の仕事をリタイアするころ、何十年も先のことと思っていたのですが…ちょうど自宅1階をテナント貸ししていた理容室が急遽出ることになり、また別の借主を探すことも考えましたが、「よし、肉まん屋を始めるか!」と、なった訳です^^
 …といっても、現在事務員OLとして働いている自分もまだ、この仕事を辞めたくない、でも仕込みをするのは大抵私…ということで、朝3時に起きて仕込みをし、それから出勤してフルタイムで働くという生活を5年以上続けていますが、最近ようやく慣れてきました^^
 ですから、お店に立っているのはほぼ夫で、わたしはたまにシフトが休みの日に手伝う程度です。

●在校生、同窓生へ
 正直なところ、本高出身者が歩む道としては、かなりの異端児だと自分でも思います。
 中学でトップクラスだった自分も本校に入れば上には上がいて、授業の早さについていけず、物理が一気に苦手になり、自己嫌悪に陥ることも少なくなかったです。大学を卒業し、就職してからも自分にあまり自信が持てませんでした。
 夫と知り合ってからは、山あり谷ありのジェットコースターのような怒涛の日々が続いて現在に至りますが、結局人生を豊かにしてくれているものは、その時どきの人との出会いによるのかなと思っています。
 社会人になってどんなに素晴らしい職業に就いたとしても、人間関係の問題で続けられなくなることが多々あります。それだけ、人の考えは様々であるということでもあります。
 私は皆さんにとやかく言えるような立場ではありませんが、ひとつ言えるとすれば、一人ひとりが少しずつでいいから謙虚さを忘れずに「ゆるす」幅を広げていって「やさしく」過ごせたらいいな、ということです。それは自分自身を「ゆるす」ことにも繋がります。
 幸せなことに、今わたしは職場でも家庭でも気持ちのやさしい人たちに囲まれているので、ストレスの少ない毎日を過ごしています。
 いま自分に自信がない人も大丈夫、きっと何かが見つかるはずです!自分にめいいっぱい期待して人生を楽しんでいってください。

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